SmartSESAMEのお客様の声をご紹介 - 導入事例
ダイヤオフィスシステム株式会社(以下、ダイヤオフィスシステム)は、オフィス環境の三大要素であるオフィス空間を形作るファシリティマネジメント、ビジネス文書を効率的に処理するドキュメントソリューション、そして仕事の生産性をさらに向上させるITコンサルティングをワンストップでサポートしています。
「人」と「情報」を一元的に管理する仕組みとして、
シーイーシーの認証基盤ソリューションSmartSESAME(スマートセサミ)を採用。物理的な入退出管理システムとPCログイン管理に続き、紙の情報漏えい対策として「SecurePrint!(セキュアプリント)」を導入しました。導入後、情報セキュリティマネジメントの国際規格であるISMS/ISO27001の認証取得にも貢献。現在では同社独自ソリューションの一つとして多くのお客様に提案するまでに至っています。
創業から40年を経た現在、ダイヤオフィスシステムの事業領域は多岐にわたっている。人々の暮らしやライフスタイルを支える総合スーパーが存在するように、ダイヤオフィスシステムのブランドは企業活動やワークスタイルのあらゆるシーンで活躍している。
SecurePrint!導入の背景について、同社第一営業本部 ICT開発営業部長の門脇 徹氏は2005年当時の状況を振り返る。
「ITの急速な普及に伴い、お客様のニーズも高度・多様化してきました。法人向けのセキュリティサービスも続々と誕生したのもこの頃で、当社もその動きをとらえいち早く情報収集を進めてきました」お客様のビジネスニーズに応えるため同社は、従来のオフィス空間にとどまらず、ファシリティマネジメントとITの技術を融合したソリューションラインアップを拡充する動きを加速していった。
一方で、社内の情報セキュリティインフラにも目を向け、総合的なセキュリティ対策も着手する。ちょうど同社が取り組んでいたのが情報セキュリティ管理体制の強化だった。オフィス空間からICTのトータル提案にビジネスを拡大させていた同社にとって、お客様の機密情報・個人情報など重要なデータを取り扱う機会も増加。そこで組織的・計画的な情報管理体制の構築を目指し、2006年ごろから情報セキュリティマネジメントの国際規格であるISMS/ISO27001の認証取得を目標に据える。
「お客様にセキュリティソリューションを提案する以上、私たち自身がまず利用して、堅牢性や利便性、コストなど様々な観点から証明できることが大切です。先行して入退出管理やPCのログイン管理に着手していました。そこに、認証印刷という仕組みが加わることによって、“人”と“モノ(物理的)”“情報”にまつわるセキュリティ対策をトータルで実現できると考えました」(門脇氏)。
ダイヤオフィスシステムの印刷出力環境の特長は、様々なメーカーの機種が混在するマルチメーカー環境を採用していることだ。背景には同社がファシリティマネジメントとIT技術を融合し、メーカーをまたいだビジネスを展開していることも大きい。例えば、お客様に提案するドキュメントソリューションでは、コニカミノルタ、キヤノン、富士ゼロックス、リコーなど各社複合機を取り扱い、オフィスレイアウトに合わせた機器の最適配置、保守サポートなどニーズに合わせて対応している。
そこで、ICカードに対応した認証印刷製品を比較検討するなかで、機能や価格面、利便性に加えて、マルチメーカー対応の観点も重要視していた。メーカーやベンダーの製品デモなど検証を重ね、異なるメーカーの機器でも認証・印刷ができるシーイーシーのSecurePrint!は魅力的だったと門脇氏は打ち明ける。
「これまで入退出や出退勤管理、食堂決済、PCのセキュリティ対策はそれぞれバラバラのカードで管理していました。複合機の認証印刷をきっかけに1枚の社員証カードで統合管理する構想を実現できました。また、ICカードの情報をActive Directoryと連携してユーザー認証に必要な属性情報を管理することで、運用管理面での煩雑さも解消されました」(門脇氏)。
同社では、Active Directoryとの連携によってサーバー側で管理するユーザー情報を複合機利用時のユーザー認証に活用することで、従業員の異動や変更の度に発生していた総務部、情報システム部など複数部署の負担軽減にもつながっている。
TCO削減の観点でも効果が高いという。ISO27001の認証取得に先立ち、同社では環境マネジメントシステムのISO14001も認証取得していた。このため、「導入してから翌年までの1年間で約20万枚の用紙購入量が減少しました。紙の出力枚数を抑えるSecurePrint!の導入は、環境推進という観点からも貢献しています」(門脇氏)。
SecurePrint!を導入し、誰が・いつ・何を・何枚出力したのかを見える化し、出力枚数の削減やTCO削減、さらには環境対策にもつなげてきたダイヤオフィスシステム。現在、自社の導入効果を踏まえ、お客様への提案に活かしているという。
「創業以来の強みであるオフィスデザインに加え、セキュリティやICTソリューションの融合によって、お客様オフィス全体の効果的な出力環境管理とコスト削減を実現するソリューション基盤ができた段階です」(門脇氏)。
今後は、培ってきたノウハウを活かし、働く場所や時間にとわられないワークスタイル変革につながるソリューションも見込んでいる。すでに稼働するPCや複合機、ネットワーク経由で集約化しデータや情報の利活用などビッグデータやBPO(Business Process Outsourcing)などをキーワードに、ダイヤオフィスシステムのさらなる活躍が期待されている。
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