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ポケットカード株式会社 様導入事例 / SecurePrint!

既存のプリンター環境をそのまま活用して認証印刷に
対応カード業界に必須のセキュリティ対策と
どの場所からでも印刷できる柔軟な仕組みを実現

「P-oneカード」をはじめファミマTカードなど提携企業とのコラボレーションによって特色あるクレジットカードを続々と発行するポケットカード株式会社様(以下、ポケットカード)。
東京・大阪の各拠点で管理されていた複合機・プリンターを一元管理し、いつでも・どこでも・どの機種でも
出力できる印刷環境を目的に、「SmartSESAME SecurePrint!」を活用して
マルチメーカー対応のICカード出力認証基盤を構築しました。

これによって、社内資料だけでなくクレジットカード関連の個人情報・各種請求書などとりわけ機密性の高い情報のセキュリティ対策を万全にするとともに、業務効率向上・作業負荷軽減を実現しました。

導入ポイント/導入効果

  1. 1 人為的なミスを解消
    失敗印刷、放置印刷の
    リスクをゼロに
  2. 2 印刷したい場所・方法に
    応じて「どこプリ」「ここプリ」
    自由に選べる柔軟性
  3. 3 短期間のスピード導入
    導入後も不具合ゼロの
    「抜群の安定稼働」

導入の背景

時代の変化やニーズに応じた事業展開へ 柔軟かつ安心の印刷インフラ環境を模索

事例インタビューにご協力いただいた菅野氏(左)、小澤氏(右)

「暮らしに密着した付加価値の高いサービスを創造する」を企業ビジョンに掲げ、クレジットカード普及の中心的な役割を担い続けるポケットカード。「常にお客様に携帯され、気軽で親しみがある」ことを社名のモチーフにしているように、ポケットカードは設立以来、お客様にとって身近な存在として業界に先駆け、次々と新しいことに挑戦している。最近ではカルチュア・コンビニエンス・クラブ(CCC)との提携カード「Tカードプラス」、ファミリーマートと共同で発行する「ファミマTカード」など、業態の枠を超えた提携が功を奏し、会員数約500万人を有するまでに広がり、いまなお成長を続けている。
そんなポケットカードは、金融機関として取り扱う書類の種類が膨大な上、口座開設に伴う個人情報や債権・請求書類といった機密性の高いデータを取り扱っている。近年、オンラインでの申込や決済、その他帳票類の電子化が浸透しているものの、業界ならではの特性で、「紙」保管が必須の法定書面なども数多く取り扱っていた。
一方、各拠点での印刷に関わる課題も悩みの種であった。人事総務部の小澤氏は、「印刷したい時に、順番待ちが発生したり、途中で印刷がストップしてしまうことを改善したいという要望が多くありました」と話す。クレジットカードの請求書関連を取り扱う場合、担当によっては内容の異なる文書が一度に100枚以上、多い時には1,000枚にもなるという。また、特殊な封筒印刷もあり、これまでの印刷方法では他部門と共有している複合機・プリンターで出力していたため、「一度印刷を始めると複合機を独占してしまい、待ち時間が発生するなど他部門の業務に影響を与える恐れがありました」(小澤氏)

数百台のPCごとに対応する作業負荷 プリンタードライバーの更新に悩み

もう一つの課題として、複合機・プリンターの入れ替えの度に、クライアントPCによって印刷対応できないケースがあったという。加えて、プリンターやPC、OSのバージョンアップなどの更新時に発生するプリンタードライバーの設定作業の負荷が大きかったことである。「これまでドライバーの更新がある度に、社内にある数百台のPCをチェックし、対象端末ごとにインストールやプリンター設定に対応してきました。100%完了するまで時間もかかり、これがかなりの負担となっていました」(小澤氏)。

導入の決め手

クライアントPCのOS移行を機にプリンター出力環境の抜本的見直しへ

事例インタビューにご協力いただいた松本氏(左)、佐々木氏(右)

2013年に入り、クライアントPCのOS移行を機に、従来の複合機・プリンター機器の出力環境を見直すため、社内でさまざまな議論を重ねてきた。人事総務部 調査役の松本氏は、「PCや複合機・プリンターを入れ替える度に情報システム部、人事総務部、ユーザーそれぞれに負荷がのしかかっていました。コスト、セキュリティ面での万全なリスク対策といった観点を考え、現時点でのメリットだけでなく、中長期的な視点に立って課題を解決できるソリューションを模索していました」と語る。
社内では拠点(東京・大阪)間の出張もあり、会議に必要な資料の印刷も「拠点ごとに使えるプリンターが異なるため、出力に手間どったり、拠点にいる他の社員にお願いするなどが必要でした」(松本氏)。
そこで、以前から導入していた認証印刷をさらに一歩進めて検討することに。「マルチメーカーに対応した認証印刷の仕組みが必須要件という決め手にたどり着き、シーイーシーの認証印刷プラットフォームソリューション『SmartSESAME SecurePrint!』、これしかない!という結論に至りました」(松本氏)。
2013年10月に、東京本社オフィスにある複合機・プリンター10台に設置され、トライアル運用を経て、そこから50台規模の大阪拠点へと段階的に利用を広げていった。利用開始から半年が経過した現在に至るまで、大きなトラブルもなく、安定した認証印刷基盤として運用されている。本システムの導入によってもたらされたポイントは大きく分けて以下の3点。

利用者・総務・情報システム3つの視点からSecurePrint!の導入効果を実感

情報システム部 次長の菅野氏は、今回の導入によって、「情報システム部、人事総務部、ユーザー3つの視点からニーズを満たすソリューションだったと感じています」と評価している。業務効率向上に加えて、システムの運用管理に携わっていたメンバーの負荷が軽減されたこと、さらに既存の複合機・プリンターを活用することで、計画的な買い換えコスト管理ができたことなどメリットは大きい。
「まだ導入から半年のため具体的な効果はこれからですが、SecurePrint!はメーカーや新旧機種問わずプリンターを一元管理でき、印刷状況の「見える化」や「改善分析」に最適なツールとなっています」(菅野氏)。

導入効果と今後の展望

もうSecurePrint!がない印刷環境には戻れません

写真:SecurePrint!の簡単印刷・利用ガイド
ポケットカードならではの取り組みで、初めて利用するユーザーに優しいガイドマニュアルをまとめて利用促進をサポートしています。

2014年5月時点、東京と大阪の各拠点で安定的にシステムは稼動し、全社的にSecurePrint!を利用している。導入後、ユーザーからの利用状況についても「シーイーシーオリジナルの利用マニュアルをアレンジ(写真:右)して社内説明に活用しました。おかげで、大きなトラブルもなく認証印刷を使っています」(小澤氏)。
「業務集中時期の印刷ジョブが増える状況でも、現時点では問題ありません。システムのさらなる安定稼動を確保するため、冗長化と負荷分散も視野に入れています。また、Active DirectoryやID管理をSecurePrint!の個人認証と組み合わせ、プリンター機器や入退出管理、さらに上位システムである人事システムとの連携を図り、よりセキュアで働きやすいオフィス環境を一元管理できる仕組みを目指していきたいです」(菅野氏)。

本 社
東京都港区芝1丁目5番9号 住友不動産芝ビル2号館
代表者
代表取締役社長 渡辺 恵一
設 立
1982年5月25日
資本金
143億7,414万円 ※東証1部上場
主事業
包括信用購入あっせん、個別信用購入あっせん及び割賦債権買取業など
URL
http://www.pocketcard.co.jp/

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